大正時代に端を発した「海洋少年団」は幾度かの変遷を遂げ、昭和26年、初代海上保安庁長官の大久保武雄氏を中心として民主主義と自由の精神に根ざし、東京で少年「海の会」が結成されました。さらにこの年、全国的に活発な活動を展開するため全国連合会を結成し、同年7月21日に、戦後初めての全国少年少女の海洋教育組織として日本海洋少年団連盟が発足しました。その後の昭和28年4月22日に、文部大臣、運輸大臣によって「社団法人日本海洋少年団連盟」の設立が許可されました。
海洋少年団は、「少年少女に対して、海洋に親しむ機会を与え、海洋国日本の青少年として、海で楽しく、安全に遊び、かつ鍛え、学ぶために必要な知識や技術を習得し、団体生活を通じて社会生活に必要な徳性を涵養し、併せて国際親善に寄与する海洋国民の育成を目的としています。
引用: 新版 海洋少年団リーダーブック(社団法人日本海洋少年団連盟、平成16年3月31日発行)
海洋少年団では、この「ちかい」と「やくそく」の実践を基盤とし、この目標を達成するために、連盟が定める「指導要領」に拠り、一貫したプログラムに基づいて訓練することを基本方針としています。大分団でも、この指導要領に準拠し、さらに地域の特性に適合した活動を行っています。